2021.01.20

「怒り」について見つめてみる①

誰しも感じる「怒り」

誰しもが日常生活で感じる感情、「怒り」その扱いは大人になっても難しいものです。我慢のしすぎ、溜まりに溜まった怒りはどんどん膨らみ、それを抱えたままの状態はなかなか大変なことです・・・
本日は「怒り」について見つめる機会とし、次回以降では、どのように付き合っていくか、対処についてお伝えしていこうと思います!

「怒り」の感情も大切

怒りの感情は、“警報ブザー”とも言うことができます。
警報ブザーが鳴らされるのは、自分の身が「危険にさらされたとき」です。
つまり、ストレス状況に陥ったときにブザーが鳴らされて、「怒り」が湧き起こります。
 怒りの感情は、危機が迫った際に自分の身を守り、ごく自然に湧き上がってくるものであり、“怒りは生きていく上で欠かせない感情”です。
だから無理に抑えたり、避けたりするのではなく、扱い方を心得ていくという視点が大切であったりします。

怒りを無理に抑え込んでしまうと…

怒りの感情が湧くことによって、血圧、心拍の上昇など血管、脳、心臓などに急激な影響を与えることになります。怒りを吐き出すなどして解消することができれば、平常に戻りますが、怒りを無理に抑え込んでしまえば、血管、脳、心臓に負担のかかる状態を長引かせることになってしまいます。

怒りのメカニズム

怒りの感情は『扁桃体』の興奮によって生じ、扁桃体の興奮を抑えるのが『前頭葉』と言われています。扁桃体において怒りの感情が爆発しそうになった時に、その感情をこらえて事を荒立てずに済ませることができるのは前頭葉が理性的な判断や分別のある判断を下して冷静にコントロールしているためです。
そのため、怒りの感情を上手くコントロールするには、前頭葉の機能を維持しし、理性的な判断、分別ある判断を下すはたらきを衰えさせないようにする必要があります。
 しかし、加齢による前頭葉機能の衰えにより、感情抑制機能が低下すると言われています。そのため、日頃から脳をよく使うことも大事と言えるでしょう。
 また、怒りやすさについては、脳内物質のセロトニン量や、食生活(たんぱく質が少なく、糖質が過剰に多いなど)、もちろんこれまで育ってきた環境など、様々に関係しています。

怒りについて

今回は、怒りとは人間が生きる上で必要不可欠な感情であることと、抑え込みすぎた場合に生じる体への悪影響、怒りのメカニズムについてご紹介しました。次回以降は怒りへの対処などについてご紹介していこうと思います。
参考文献:『精神科医が教える後悔しない怒り方』伊藤 拓 ダイヤモンド社