2021.03.03

誰にも理解してもらえない夫婦間の悩み―カサンドラ症候群とは?②

カサンドラ症候群の奥さんの悩み…

前回、非協力的な夫に振り回されたり、夫婦での会話が上手くいかずにイライラや孤独感をつのらせてしまうなどなど…「社会性」「コミュニケーション」「想像性」の未熟さが特徴として挙げられるASD(自閉症スペクトラム)の特性を持つ夫との関係に悩んでいる妻の状態、「カサンドラ症候群」についてご紹介しました。
 
 今回はそのような特性を持つパートナーへのちょっとした対応のポイントをご紹介してきたいと思います。

特性①女性特有の何気ない会話が難しい

会話のポイントとして・・・

・やってほしいことは言葉にして伝える
・なぜこの話をしたのか、目的を明確にする。あるいは、目的や結論を先に述べて、夫の興味を引き付けてから話を始める
・共通の趣味を持ち、共通の話題をストックする
・妻と良い関係を築くことが「社会的な評価の向上」になることを示す

特性②妻の大変さを想像し理解することが苦手…

予め、役割分担を意識していく・・・

・夫に手伝ってほしいことは具体的な言葉にして伝える
・できれば、結婚するとき、子どもが生まれたときなど、生活に大きな変化があったときに、お互いの役割分担を決めてしまうとよい
・「何時から何時までは○○の時間」というようにスケジューリングする
・役割を書いた紙を目につくように壁に貼ってみる
・夫の得意な作業は夫の担当にしてしまう
・短時間で終わるような作業を任せる
・少しオーバーなくらい褒めたり、感謝の言葉をかける

一人で抱え込まずに相談してみる

簡単に対応ポイントを挙げさせていただきましたが、会話のひとつにも工夫が必要だったり、伝えるのにもエネルギーを使うなあ、大変だな・・・と感じた方もいらっしゃると思います。

日頃の夫婦間のコミュニケーションに疲れてしまっていることがあれば、一人で抱え込まずに話せそうな他者に相談してみましょう。そうすることで、客観的に気づけたり、ご自身のことを
必要以上に責め過ぎないことにつながるのではないでしょうか。
身近で話しやすい人にパートナーのことについて相談してみることもひとつですし、医師や専門家に聞いてみることももちろん
よいでしょう。
まずは一人で抱え込まないようにするといった気づきのきっかけなればと思いまず。

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