つらい時にやってはいけない6つの習慣
「思ったことがうまく行かない」、「心配事が解決しない」、「挫折して心が折れている」、このように心がつらい時、あなたはどのように過ごしますか?本音ではゆっくり休みたいのですが、「怠けているのが原因だ」と、よけいに自分を追い詰めてしまうことはないでしょうか?また、「ダメな人間だ」と落ち込んで、自分を責めていないでしょうか?
医学的・心理学的には、心がつらく弱っている時に、無理やり自分を奮い立たせるようなことはやるべきではありません。また、その逆に自分を責めてしまうことも良くありません。
むしろ、最も必要なことは、体と心を休め、誰かに助けを求めることです。自分はつよい人間だと過信して、元気な時にやっていた習慣をつらい時にやってしまうと、よけいに自分を苦しめ、害になってしまうことがあるのです。
今回は、つらい時についやりがちだけれども、本当はやってはいけない6つの習慣を紹介しましょう。
医学的・心理学的には、心がつらく弱っている時に、無理やり自分を奮い立たせるようなことはやるべきではありません。また、その逆に自分を責めてしまうことも良くありません。
むしろ、最も必要なことは、体と心を休め、誰かに助けを求めることです。自分はつよい人間だと過信して、元気な時にやっていた習慣をつらい時にやってしまうと、よけいに自分を苦しめ、害になってしまうことがあるのです。
今回は、つらい時についやりがちだけれども、本当はやってはいけない6つの習慣を紹介しましょう。

1 うまくいっている人と比べる
心がつらい時に、癒しを求めて手軽に見るのがSNSです。しかし、目につくのは、同年代でも輝いている人、活躍している人、成功している人の姿です。見れば見るほどに、いまの自分が情けなく感じてしまい、つらい気持ちがさらに悪化するでしょう。
しかし、あなたが画面で見ている成功者は、世の中の0.1%にも満たない極少数の人達なのです。自己顕示欲のために、広い交友関係や稼いだお金を自慢する人もたくさんいます。このような人たちと今の自分と比べても何の得もありません。また、この人たち中でどれだけが、数年後も同じように輝き続けていられるでしょうか?
つらい時は、うまく行っている人と比べるべきではありません。SNS断ちとまでは言いませんが、少なくとも自分の成功を自慢する人のサイトには近寄らないようにしましょう。
2 過去を振り返る
比べる対象は、過去の自分の場合もあります。「あの頃は楽しかった」、「あの頃に戻りたい」と、過去の自分の方が良かったと感じやすくなります。
つらい時は、過去の思い出が実際よりも良く見えてしまうものです。どんなに努力しても時間を戻すことはできません。過去の自分と今の自分を比べるのはやめましょう。
3 できないことに執着する
「年収を倍にする」「資格をとる」など、常に何かの目標を持って生活している人も多いことでしょう。しかし、目標を達成できずにつらい時は、目標を修正したり、諦めることも大切です。人生の最終的なゴールは幸せになることです。
目標とは、幸せになるためにその時々で一時的に設定していくものなのです。もし、実現させようとすることが苦痛になり、幸せにつながらないと分かったならば、すぐに修正するのが賢い生き方でしょう。いつまでも執着して、むしろ不幸になってしまうならば、それは本来の目標のもつ価値を失っています。
「諦めは心の養生(ようじょう)」ということわざをご存知でしょうか。失敗や運の悪さをいつまでも悔やまないで、諦めることで精神状態は自然に回復するという意味です。つらい時は、目標から一旦離れてみることが大切なのです。

4 わざと忙しくする
つらい時、そのことを考えないように、無理やり予定を入れて忙しくすることがあります。しかし、一息ついた時に思い出してしまい、疲れと重なると、余計に苦しくなってしまうことの方が多いでしょう。
つらい時は無理に忙しくせずに、ゆっくり休むか、好きなことをした方が良いのです。心には自然に治癒していく力が備わっています。体をいたわり、休ませてあげることで、心のつらさも自然と和らぐようになります。
5 思い切ったことをする
破産に追い込まれる人の中には、最終的に詐欺にあって全財産を失っている人が多いという調査結果があります。大きな損失をすると、あわてて埋め合わせしようとして、詐欺に引っかかってしまうのです。つらい時は、正常な思考が働きません。普段ならば騙されていると気づくような誘いも、理性が働かずにパっと飛びついてしまうことがあるのです。
つらい時には、そこから逃れるために思い切った行動をとりがちです。一発逆転を狙った大きな決断には慎重になりましょう。経験のないような新しい仕事や事業などにチャレンジすることも避けた方が良いかも知れません。特に大きなお金を動かすような決断は禁物です。
6 お酒を飲んでごまかす
お酒には、脳のドーパミン分泌を増やす力があり、不安がとれて気分が大きくなります。一時的ですが、お酒はつらいことから解放してくれるのです。
毎日の量をきちんと自分で管理できていれば良いのですが、それにばかりに頼っていると、量がどんどん増えて行くことがあります。気が付いたらアルコール依存症になっていた、ということがないように、お酒だけで気分をごまかすことは避けましょう。
心がつらい時こそ、自分を大切にしましょう。これ以上無理をしないで、心と体を休めることがお薦めです。信頼できる人がいるならば、助けを求めてみるのも手でしょう。
水に溺れた時は、あわててもがくよりも、むしろ体の力を抜くとスーッと自然に浮いてくるものです。つらい気持ちも同じです。何とかしようと無理をするよりも、時間が解決してくれてことがあるかも知れません。
水に溺れた時は、あわててもがくよりも、むしろ体の力を抜くとスーッと自然に浮いてくるものです。つらい気持ちも同じです。何とかしようと無理をするよりも、時間が解決してくれてことがあるかも知れません。
