2021.10.27

頑張り過ぎないコツ

 頑張るとは、困難に負けずに我慢してやり抜くことです。それは、誰もが認めるすばらしいことです。学校ではその大切さを学び、漫画やアニメのくじけないヒーローに憧れて育ちます。ところが現代社会では、頑張り過ぎて体調を壊してしまう人がたくさんいます。原因は自分のキャパを超えた仕事量や人間関係にあります。しかしそれを乗り越えなくては今の仕事を失う、出世はない、という理由で無視をしてしまうのです。
うつ病に代表されるように過労による病気は、自分のキャパを超えた頑張り過ぎによるものです。実は、頑張るには、「我を張る」というネガティブな意味もあるのです。悪い意味の頑張るにならないように、頑張り過ぎないように注意しましょう。

ここでは、頑張り過ぎないためのことわざや格言を7つ紹介します。
1.「無理をしないことも大切。むちゃをして体を壊せば何もかも台無し。ハリウッドスターに対して、皆さんは華やかできらびやかなイメージをお持ちでしょう。でも彼らは努力を惜しまないし、自己管理をしっかりしています。」戸田奈津子
頑張ることは、無理をすることではありません。頑張り過ぎとは、自分のキャパを超えて無理をしてしまうことです。無理をして健康を害しては元も子もありません。健康を管理するのも仕事のうちです。特に大切なことは、体調が悪い時は無理をせずに、積極的に休むことです。
2.「人生諦め(あきらめ)が肝心」 ことわざ
「諦める」という言葉の響きは、負けを認めるようなネガティブな印象があります。しかしその起源は仏教にあり、本来は、真理や道理を明らかにして、物事を見極めるというポジティブな意味でした。何も考えずに進むのではなく、このまま進んで良いのかを一度立ち止まってよく考えることなのです。やみくもに最後までやり遂げるのが良いわけではありません。中途半端も良しとしましょう。
3.「80%主義」 斎藤茂太
100%の力を出し尽くして働いて、やっとの思いで家に帰り寝ることしかできない、こういう生活は健康に良くありません。このような生活は、うつ病は過労死が起きやすいのです。家でゆっくり自分の時間を楽しむために、余力を残して帰りましょう。夜の時間は翌日の力を蓄える大切な時間です。仕事は100%でなく、80%の力でやるのがお勧めです。残りの20%は他のことのために取っておきましょう。
4.「疲れた時は休みたくなるんだ。そういう時は潔く休めばいい。怠けたい気持ちが湧き上がったら、無理してもいい仕事はできないよ。」
                             黒澤明
「疲れたな」、「体が痛い」、「嫌になってきた」など、仕事に集中できなくなったら、休んで欲しいという心と体のSOSです。仕事のキリが良いところまでやってしまおうと思わずに、疲れを感じたらまず休みましょう。無理をしてやることは効率が悪いことです。
5.「助けを求めることは恥ずかしいことではない」 桜井翔
問題が自分に解決できるかどうかを見極めることは大切なことです。できないと思ったら、いつまでも抱え込まないで助けを求めましょう。仕事でも同じです。できない仕事を自分一人で抱え込まないで、人に任せることも考えましょう。山のような大量の仕事を減らすには、協力することが最も効率が良いことです。
6.「偽りの自分を好かれるより、ありのままの自分で嫌われる方が良い。」                    アンドレ・ジッド
言われたことを引き受けるのは、「はい」と言うだけで、その場は簡単です。しかし、気軽に引き受けて、後から後悔したことはないでしょうか。また評価を気にして、無理をして引き受けることもあるでしょう。結局良い結果を出せなくて迷惑をかけてしまう、このような結末にならないように、頼まれたその場で断ることも必要です。「できません」と言える勇気を持ちましょう。
7.「逃げるが勝ち」  ことわざ
勝ち目のない勝負はしないことです。まずは逃げて次に備えましょう。例えば、職場がどうも自分に合っていない、仕事内容が期待していたものと違うし、上司ともうまくいかない。そんな時は潔く辞めてしまうのも手かもしれません。
頑張ることの格言やことわざは山ほどありますが、頑張り過ぎないというものは意外とありません。なぜならネガティブな印象があるためです。しかし、今の時代に最も必要なのは心のゆとりです。頑張り過ぎないことは悪いことではありません。頑張り過ぎに注意して、無理のない生活を心がけましょう。