苦労し過ぎて無力感を感じている人 6つの特徴
人生、どんなに頑張っても失敗ばかりです。受験、就職では良い思いをしたことがないし、どこへ行っても認められた記憶もありません。産まれてから一度もうまく行ったことがない気もします。働けてはいますが、何か新しいことをしようとしても、「またどうせダメだろうな」と、諦めが先立ちます。夢や希望はありません。
思い切って精神科に行ってみましたが、「働けているから大丈夫だよ」と、医師に軽くあしらわれてしまいました。こんな生きづらさを感じている人はいないでしょうか?
これは、いくら努力をしても実らないので、生きることすべてに自信を失った状態です。うつ病とまでは言えませんが、「うつ病グレーゾーン」とか、「うつ病予備軍」と言ったらよいかも知れません。心理学的には、「学習性無力感」と呼び、どうにもできない問題を長く抱えこんでいると、どんどんネガティブになり、ついには何とかしようとする意欲すらなくなります。
終身刑で牢獄にいる人、強制労働所に入れられている人などが代表的な例です。実際には、ふつうに社会で生きている人にも見られる現象なのです。
今回は、苦労し過ぎて無力感を感じている人の特徴を6つ紹介しましょう。
思い切って精神科に行ってみましたが、「働けているから大丈夫だよ」と、医師に軽くあしらわれてしまいました。こんな生きづらさを感じている人はいないでしょうか?
これは、いくら努力をしても実らないので、生きることすべてに自信を失った状態です。うつ病とまでは言えませんが、「うつ病グレーゾーン」とか、「うつ病予備軍」と言ったらよいかも知れません。心理学的には、「学習性無力感」と呼び、どうにもできない問題を長く抱えこんでいると、どんどんネガティブになり、ついには何とかしようとする意欲すらなくなります。
終身刑で牢獄にいる人、強制労働所に入れられている人などが代表的な例です。実際には、ふつうに社会で生きている人にも見られる現象なのです。
今回は、苦労し過ぎて無力感を感じている人の特徴を6つ紹介しましょう。

1 微笑みうつ病
アメリカの心理学者・ハイジ・マッケンジーは、表面的には笑顔で仕事をこなしていても、日常のほとんどは気分が落ち込んでおり、プライベートは無気力に生活している人を「微笑みうつ病」と呼びました。正式な病気ではありませんが、このような状態の人が世界的に大変多くいます。微笑みうつ病は、苦労し過ぎて無力感を感じている人にピッタリ当てはまる呼び方です。
ただし、いまは病気ではなくても、生活に支障が出るようになったら、うつ病と診断されるでしょう。何かのきっかけでうつ病になるリスクがある状態です。
2 心にポッカリ穴があいている
いくら努力しても結果が出ないと、だんだん自分自身が嫌になって行きます。自分は価値のない存在と感じるようになり、自己肯定感が下がって行くのです。自己肯定感は、心の中心にあるものですから、心の真ん中にポッカリ穴があいているようで、いつも虚しさを感じています。仕事でも趣味でも、「こんなことをしていて良いのだろうか?」と心から楽しめません。
虚しさは、自分のことを嫌いになってしまったサインです。自分を好きになれないことが、無力感の本質とも言えるでしょう。
3 ネガティブ
基本的に気分は落ち込んでいて、考え方もネガティブです。将来に対しても希望を持てません。不安が多く、心配ばかりしています。過去の失敗を思い出して、今更どうにもできないのに、「ああしていれば良かった」と後悔ばかりです。

4 自分の気持ちを外にださない
主張することで嫌な思いをしてきたので、自分の意見を言わない習慣がついています。いつも自分の気持ちに蓋をしているのです。気持ちを溜め込んでしまい、それがさらにストレスになり、よけいに心を病んでしまいます。
5 常に最悪のことを考える
挫折をたくさん経験してきたので、新しいことに用心深くなっています。何かにチャレンジしようとしても、「また失敗するかも?」とブレーキがかかるのです。
ただし、これにはメリットもあります。安全な選択をするので、大成功はないかも知れませんが、大失敗はしないで済むでしょう。
6 人に優しい
挫折した人の気持ちを理解できるので、弱い人の味方です。基本的に優しい人ですが、要領よく成功している人や、親に対しては、辛辣な場合もあります。中には、「うまく行かないのは、親のせい」という考えから抜け出せない人もいます。

突然ですが、海や川で溺れそうになった時、どうしたら良いかご存じですか?慌てて、陸に向かって力の限り泳ぐのが一番良くありません。流れに逆らえず、力尽きて溺れてしまうからです。むしろ、力を抜いてプカプカ浮いて、助けを待つのが一番良いと言われています。人生もこれに似ています。
うまく行かないことがある時、焦って無理をしていると、力尽きて、生きるエネルギーを使い果たしてしまいます。無力感から抜け出せなくなり、ついにはうつ病になることもあります。一番良くないのは、うまく行っている人と比べてしまい、焦ったり、できない自分を責めてしまうことです。自分が嫌いになってしまったら、生きる意味すら感じなくなります。
うまく行かない時は、比べず、焦らず、無理をせず、そのうち運が回ってくるのを待つのが良いのです。克服しようとするのでなく、力を抜きましょう。できない自分を責めてはいけません。むしろ、休みをとったり、楽しみを増やしたりして、自分を大切にするようにします。また、話を聞いてくれる人、助けてくれる人との出会いを大切にしましょう。そのうち運が回ってくる時が必ず来るはずです。これが、苦労をしても、生きづらさを感じないコツです。
