ADHDの人の食事、食べ方
こんな食べ方をしている人は、ADHDの傾向があります。
食事の取り方や好き嫌いには、習慣だけでなく、脳の構造が関係していると考えられています。したがって、脳の発達の問題がある場合は、特徴的な食事の仕方が見られます。今回は、その中でも注意欠如多動症・ADHDの人の食べ方の特徴についてお話ししましょう。
ADHDは、注意力や衝動性に特徴がある発達障害ですが、実は食べ方にも特徴が現れます。これは「ただの好み」ではなく、脳の働きと深く関係しているのです。逆に考えると、今回紹介するような食べ方に思い当たりのある方は、それはADHD特有の行動パターンと言えるのかも知れません。
今回はADHDの人の特徴的な食べ方を6つに分けて解説していきます。
食事の取り方や好き嫌いには、習慣だけでなく、脳の構造が関係していると考えられています。したがって、脳の発達の問題がある場合は、特徴的な食事の仕方が見られます。今回は、その中でも注意欠如多動症・ADHDの人の食べ方の特徴についてお話ししましょう。
ADHDは、注意力や衝動性に特徴がある発達障害ですが、実は食べ方にも特徴が現れます。これは「ただの好み」ではなく、脳の働きと深く関係しているのです。逆に考えると、今回紹介するような食べ方に思い当たりのある方は、それはADHD特有の行動パターンと言えるのかも知れません。
今回はADHDの人の特徴的な食べ方を6つに分けて解説していきます。
1 ながら食い
1つ目の特徴は、「ながら食い」です。「ながら食い」とは純粋に食事を楽しむのでなく、食べながらスマホを触る、テレビを見るなど、別のことをしながら食事をすることです。
ADHDの人は、注意が分散しやすい特徴があるために、食べることだけに意識を向けることができず、他のことに意識が向きやすいのです。「食べているのにテレビに意識が向いてしまい、気づいたら弁当の半分も残っていなかった」ということも珍しくありません。
ながら食いは満腹感を感じにくく、知らず知らずのうちに食べ過ぎてしまう原因になります。食事に集中できないことで、消化にも影響が出やすく、胃もたれや体重増加のリスクにもつながります。
2. 衝動食い・早食い
ADHDの人は、衝動性が強いため、食べる量やタイミングをコントロールすることが苦手です。そこで見られるのが「衝動食い」です。
たとえば、空腹でなくても目の前にお菓子や食べ物があると、つい手が伸びてしまう。ダイエット中なのに、気づいたら一度に大量に食べてしまった…ということが起こります。
また、先ほども紹介したように注意が分散しやすく、食事中でも別のことを考えたり、スマホを触ったりして、十分に咀嚼せずに飲み込んでしまいます。食事を味わうことをせず、ついつい早食いになってしまいます。
こうした衝動食いや早食いも、食べ過ぎを起こします。やはり胃に負担がかかることや、体重増加の原因にもなるでしょう。
3 アルコールがやめられない
ADHDであるために、ストレスや自己評価の低さを感じている人は、アルコールで気を紛らわせる傾向があります。そのうち量が増えて来て、依存症になる人も多くみられます。
「酒をやめなくては」と思っていても、ADHDの衝動性のために、つい目先の「飲みたい」という欲求を抑えられません。また禁酒という努力を持続することも苦手であるために、アルコール依存症から抜け出せない人もたくさんいます。
4 ダイエットができない
アルコールに限らず、甘い物もストレス解消に役立つため、ADHDの人には甘い物がやめられない場合があります。体重が増え、糖尿病になるケースも多く、医師からダイエットを勧められまずが、継続ができません。食べてはいけないと頭では分かっていながら、ついついお菓子やアイスクリームに手が出てしまいます。
糖尿病になってインシュリン注射をするまでになる人もいますが、命に関わる状態に陥っているにも関わらず、それでも甘い物を食べ続けてしまう人もいます。
5. 食事の時間が不規則になりやすい
ADHDの人は、時間管理や計画を立てることが苦手です。そのために、食事の時間も不規則になりやすい特徴があります。集中力にムラがあるため、仕事や趣味に夢中になっていると、つい食事を忘れてしまうこともあるでしょう。
朝食を抜いてしまったり、昼食の時間が遅くなったり、夜にまとめて食べたりする人もいます。このように食事の時間がバラバラになると、血糖値が乱れやすくなり、疲れやすさやイライラにつながることもあります。
6. 食べ方が汚い・こぼしやすい
ADHDの人は、ながら食いや早食いが多いと紹介しましたが、その結果で食べ方が汚い、こぼしやすいということも起こります。
たとえば、食べながらスマホを触ったり、テレビを見たりすると、食べる動作に集中できません。その結果、口に入れるタイミングがずれて、食べこぼしてしまうことがあります。
こうした行動を周りの人から指摘されても、本人は意図していないことが多く、これは脳の特性や集中力の偏りによるものだからです。
人によって食べ方は自由ですが、ADHDの人の「早食い」、「ながら食い」は、食べ過ぎにつながり、健康を壊す原因となります。その上、甘い物やアルコールへの依存が起こることも多く、命に関わる場合もあるでしょう。
ADHDの食べ方は生まれつきの要素が大きいと言っても、子供の頃からの習慣の部分もあります。大人になってからでも、自分の「早食い」や「ながら食い」の習慣を意識して、少しずつ変えるようにすれば、改善される可能性もあります。
一番良い方法は、家族や友人といっしょに、会話をしながら食事をすることです。会話の度に一旦箸が止まるので、「早食い」や「ながら食い」を防ぐことにつながります。
ところが、世の中は一人で食べる孤食が増えています。現在の仕事のスタイルや家族の形によるので仕方がないことかも知れません。したがって、一人で食べている時は、スマホに触れない、テレビは消す、そして味に集中するように努力しましょう。
食事中に食べることに集中するコツは、一人グルメレポーターになってみることです。食べ物を口にする度に、「この食材はなんだろう」、「この味付けはなかなか作れないな」と、味の感想を言葉にしてみるのです。
