眠り方の心理
安心感のないまま眠らなくてはならないと、眠る前に特有の行動をとることがあります。
睡眠は、人生の3分の1の時間を占めており、心と体をリセットするための大切な行為です。そして、寝ている時間帯は無防備になるため、安心できる環境が確保されない限り、十分な睡眠をとることができません。睡眠に一番必要なものは安心感といっても過言ではないでしょう。
ところが、「心配事がある」、「辛い仕事が待っている」といったように、安心感のないまま眠らなくてはならないと、眠る時に特有の行動をとることがあります。
例えば、「音がないと眠れない」、「ソファで眠る」、「リベンジ夜更かし」、「ドカ食いしないと眠れない」、「寝ている間にドカ食い」、「寝酒」、といったものです。
今回は、ストレスがある人の眠る時の特有の行動について説明しましょう。当てはまる方は、日常に大きなストレスや不安を抱えている可能性があります。
睡眠は、人生の3分の1の時間を占めており、心と体をリセットするための大切な行為です。そして、寝ている時間帯は無防備になるため、安心できる環境が確保されない限り、十分な睡眠をとることができません。睡眠に一番必要なものは安心感といっても過言ではないでしょう。
ところが、「心配事がある」、「辛い仕事が待っている」といったように、安心感のないまま眠らなくてはならないと、眠る時に特有の行動をとることがあります。
例えば、「音がないと眠れない」、「ソファで眠る」、「リベンジ夜更かし」、「ドカ食いしないと眠れない」、「寝ている間にドカ食い」、「寝酒」、といったものです。
今回は、ストレスがある人の眠る時の特有の行動について説明しましょう。当てはまる方は、日常に大きなストレスや不安を抱えている可能性があります。
1 音がないと眠れない
音楽や人の話し声を流しながら眠る人がいますが、これにはいくつかの理由があります。一つは、静かすぎることが不安になる人です。
日常の不安を抱えている人は、外からの刺激がなくなると、様々なことが頭に浮かんで来ます。考えが止まらなくなり、睡眠を妨げてしまうのです。こういった人は、音楽や人の声でマスキングして、頭の中の考えに集中しないようにしています。
また、自閉スペクトラム症などから聴覚過敏がある人は、静寂の中の時計、エアコンの音など、ちょっとした物音が気になり、睡眠が妨げられます。やはり音楽や人の声を流してマスキングする人がいます。
どちらにしても、音を流さないと眠れない人は、歌詞のない静かなBGMがお薦めです。歌詞がある歌や人の話声は刺激になってより覚醒することがあるからです。
2 ふとんがあるのにソファで眠る
仕事が中途半端に残っている時や、疲れ過ぎてそのままソファで眠ってしまうことは誰にでもありますが、目の前にふとんがあるのに、毎日のようにソファで眠る人がいます。
これは、不安があって寝床でゆっくり休むことができないでいるのです。心が落ち着かないために、無意識にゆっくり休むことを拒んでいるのです。
また、親密な人間関係を避けてしまうという回避型愛着パターンという人間関係の取り方をする人がいます。このようなタイプの人も、あえて安らげる寝床で寝ないで、寝心地の悪いソファで寝ようとする傾向が見られます。
3 眠りたくない・リベンジ夜更かし
解放感から、夜間に寝ないで何かをしようとすることをリベンジ夜更かしと呼びます。
日中に充実感・満足感がないために、睡眠を削ってでもそれを取り戻そうとする行為です。日中自分の満足できる時間がなかったため、それを取り戻すためのリベンジという意味です。
部屋で一人になると「このまま寝てはいけない、何かしなくては」という強迫観念に襲われます。かといって深夜ですから、結局は動画・ゲーム・マンガ・お菓子を食べることで時間が過ぎて行きます。翌朝寝不足で後悔しますが、リベンジ夜更かしはやめられません。
原因は、日中のストレスの多さですから、生活習慣を根本から見直すことが必要です。
4 ドカ食いしないと眠れない
リベンジ夜更かしには、寝る前にドカ食いをして不安を解消している人もいます。これは病的な行動と考えられ、夜間摂食症候群と呼ばれています。朝は満腹になるために朝食や昼食はほとんど食べられません。
結局、翌日も夜間にまとまって栄養を摂るようになり、これが習慣化します。体重増加や糖尿病にもつながるリスクがあるでしょう。
また、太るのが嫌なので、夜間にドカ食いしても、それを吐いてから眠るという人もいます。週に1回以上行う場合は神経性過食症です。
5 寝ている間にドカ食い
夜間摂食症候群は、眠る前に食べたい衝動が襲ってきますが、1度眠りについてから無意識のうちにドカ食いをするという人もいます。これは睡眠関連食行動障害と呼ばれています。
いつも通りに床についたのに、朝目が覚めると、ふとんの周りに食べかけのお菓子の袋が散らかっているので気づきますが、食べたことは全く記憶にありません。
これもストレスで起こりますが、睡眠薬を使っている人の場合、睡眠薬の副作用の可能性があります。
6 寝酒
日本人男性の50%、女性の20%が、週に1回以上の寝酒をしています。少しの寝酒で寝つきが良くなる人の場合、何十年と習慣にしている人もたくさんいます。
確かに、アルコールは脳の活動を抑えるために寝つきを促しますが、2~3時間もするとアルデヒドという物質に分解され、これは逆に覚醒作用がある物質です。寝酒の習慣がある人は、寝つきは良くても眠りは浅くなります。
少しずつ飲酒量が増えていき、アルコール依存につながりやすいこともあり、健康を考えると、寝酒の習慣は好ましいことではありません。
以上、ストレスを抱えた人の眠り方でした。
日本人のおよそ20%が睡眠の問題を抱えています。それだけ多くの人が安心して床につくことができないでいるのです。
今回紹介した中でも、ドカ食いしないと眠れない、寝ている間にドカ食い、寝酒の習慣に関しては、治療が必要な場合があります。体重増加・糖尿病・アルコール依存症などのリスクがあるからです。早めに精神科で相談されることをお薦めします。
