やりきれない日の過ごし方
やりきれない日は頑張ることをやめ、自分自身を許して大切にする日と考えてください。
毎日辛い仕事や勉強をしている方、希望の見えない日々を送っている方、朝起きた瞬間に「今日は何もやる気が出ない。体が重い。何もかも嫌になった。」と感じることはないでしょうか。
これは、心と体の危険なサインです。気づかないうちに無理が重なり、見えない疲労が蓄積していることが原因です。何よりもこの疲労をとらなくてはいけません。
ここで無理をすると、心がポキッと完全に折れてしまい、うつ病などの精神疾患の発症につながります。すでに発症して治療中であるならば、病状の悪化につながります。このような絶望的な日はどう過ごすのが良いのでしょうか。
今回は、やりきれない日のお薦めの過ごし方について紹介したいと思います。
毎日辛い仕事や勉強をしている方、希望の見えない日々を送っている方、朝起きた瞬間に「今日は何もやる気が出ない。体が重い。何もかも嫌になった。」と感じることはないでしょうか。
これは、心と体の危険なサインです。気づかないうちに無理が重なり、見えない疲労が蓄積していることが原因です。何よりもこの疲労をとらなくてはいけません。
ここで無理をすると、心がポキッと完全に折れてしまい、うつ病などの精神疾患の発症につながります。すでに発症して治療中であるならば、病状の悪化につながります。このような絶望的な日はどう過ごすのが良いのでしょうか。
今回は、やりきれない日のお薦めの過ごし方について紹介したいと思います。
1.「ごめんなさい」で仕事・予定はキャンセル
やりきれない日の一番の敵は、自分の心の中にある義務感です。私たちは、予定や約束を守るという社会のルールを身に着けてきたので、それを破ることに強い罪悪感を覚えます。「周りに迷惑をかけるから」と理由をつけて、「もう無理」と感じていても、我慢してやってしまう癖がついているのです。
しかし、どんな仕事や予定よりも健康が優先されるべきです。無理をして予定をこなそうとすると、パフォーマンスは低下し、ミスや失敗を引き起こす可能性が高まります。もしかすると、明日以降のパフォーマンスもすべて崩れるかも知れません。「自分はダメだ」と自己卑下する結果となり、かえって回復も遅れます。
やりきれない時は、シンプルに「体調が悪い」と伝え、「ごめんなさい」の一言でキャンセルする勇気を持ちましょう。断わる勇気をもてない方は、「誰かが代わりをやってくれる」ということを考えてください。仕事や予定は、組織やシステムがカバーできます。しかし、あなた自身を守ってくれる代わりはいません。
また、断った理由を相手が完全に理解してくれなくても構わないと考えましょう。予定をキャンセルしたことで信頼が崩れるくらいならば、そもそもその関係は長続きしないと思います。
2. 二度寝をする
予定をキャンセルできたら、次は心と体を十分に休ませましょう。無理に布団から出ないで、二度寝がお薦めです。
二度寝は、怠けではありません。生物学的に睡眠の質を高める行為です。最初の目覚めからリラックスして再び眠りに入ると、ノンレム睡眠に入りやすくなると言われています。
ノンレム睡眠は、ストレスで疲れ切った自律神経を整え、脳と体のメンテナンスを行うために不可欠です。目覚ましをセットせず、体が自然に満足するまで眠るようにしましょう。二度寝は最高の薬になります。
3.負担にならないことをする
1日予定がなくなったら、心にも体にも負担にならないことで過ごしましょう。「どっこいしょ」と無理にやることでなく、サラリと力を入れずに自然にやれることです。建設的、効率的、生産的でない、どちらかというと無意味で価値のないことです。
例えば、何も考えずに窓の外を眺めてみます。 思考を一時停止させ、目の前の景色、光の移り変わり、風の動きなど、「気持ちいいな」という感覚を大切にするのです。
また、肌触りの良いものに触(ふ)れるのも良いかも知れません。 お気に入りの毛布やクッションを抱きしめる、猫や犬を撫でるなど、安心を感じ取ることができます。
そして、静かな音楽を聴くのも良いでしょう。 歌詞やメロディーにとらわれず、ただ耳から入ってくる音の心地よさを感じましょう。
エンタメに触れたいのならば、動画よりも本を読むことをお薦めします。ただし、字を追うのが大変ならば無理する必要はありません。好きな雑誌をパラパラめくったり、読みかけの軽いエッセイに目を通すのが良いでしょう。
こうした負担のないことは、やりきれない感情から心を解放し、疲れた脳を休ませてくれるはずです。
4:過去にとらわれない、未来を心配し過ぎない
やりきれない感情のほとんどは、「過去の後悔」と「未来の不安」です。「あんなことしなければ良かった」、「どうせうまくいかない」と、頭の中で嫌な思いがグルグル再生され続けるのです。これは「反芻思考(はんすうしこう)」とか「グルグル思考」と呼ばれます。脳が疲れた時に起きやすい現象です。
グルグル思考で苦しい時は、考えに巻き込まれないように、「ああ、またグルグル思考が始まったな」と自分を客観的に見つめるようにします。思考にラベルを貼るという意味で、これを「ラベリング」と呼び、心理学でよく使われる手法です。
そして、後悔に対しては、「あの時の自分は、あれで精一杯だった」と、過去の自分を許してあげましょう。そもそも過去の事実は変えられません。しかし、「過去をどう捉えるか」ということは変えることができます。
また、未来を心配し過ぎることは、ないことをわざわざ予想して心配するので、「予期不安」と呼びます。
あるデータによると、予期していた不安の90%は起こらないそうです。残りの10%の確率を心配して心のエネルギーを浪費するのは、どれだけ無駄なことか理解できるかと思います。予期不安もラベリングをして深入りしないようにしましょう。
5:SNSの虚像と闘うのをやめる
やりきれない日に最もやってはいけないことは、うまく行っている人と比較することです。
特に良くないのが、「みんなはどうしているのだろう」とつい見てしまう他人のSNSです。SNSで見聞きするような他人のリア充な生活は、その人の本当の姿ではありません。
そもそも、誰も自分の失敗や醜い姿は公表せず、見栄(みば)えのよいことだけを発信し、自己満足にふけるものです。それがSNSの正体です。SNSを見て刺激され、まんまと騙されて自分を卑下してしまうことは最も避けるべきことです。
今やるべきことは、きちんと休み、自分を責めないということです。他人と比べることで、せっかくのリセットが台無しにならないようにしましょう。
以上、やりきれない日の過ごし方を紹介しました。
コロナ禍が明けたかと思ったら、不安定な世界情勢、回復しない景気、物価の上昇と、今までになく生きづらい世の中です。誰しも気が付かないうちに心を遣いすぎ、無理を重ねていることがあると思います。
こんな時こそ、心に余裕を持ち、家族や身近な人と仲良く過ごしたいものです。ところが、疲れが溜まると、気持ちの余裕までなくなってしまいます。やりきれない日は、頑張ることをやめ、自分自身を許して大切にする日と考えてください。
