隠れうつ病
いつまでも風邪が治らないのは、うつ病が悪くなっているサインかも知れません。
うつ病にはさまざまな体の症状があります。体の症状だけが目立ってしまい、気分の落ち込みなどの心の症状が隠されてしまうことを「隠れうつ病」とか「仮面うつ病」と呼びます。
すでにうつ病を経験している人でも、再発やうつ病が悪くなっているサインが体の症状で出ることがあります。体の症状に気をとられているうちに、実はうつ病が進行していることもあるのです。これも隠れうつ病と言えるでしょう。
隠れうつ病も仮面うつ病も正式な病名ではありません。あくまでもうつ病であるのですが、体の症状をつよく感じてしまい、心の症状を感じにくいということです。体の症状を治そうとしても薬は効かず、うつ病の治療を行うことで症状は改善します。
うつ病は脳の活動が全般的に低下するために、自律神経を通じてさまざまな体の症状も出ます。倦怠感、頭痛、腰痛、胃腸障害、動悸など、数え上げたらきりがありません。そのために、隠れうつ病の症状も多彩です。どのような体の不調でも、検査で大きな異常を見つけられず、同時に心の不調を感じるような場合は、隠れうつ病の可能性があります。
今回の内容は、ライフサイエンス出版・「精神科医とカウンセラーが解きほぐす・自分では気づけない・うつのケツロン」から一部を抜粋しています。この本は、うつ病のすべてを優しく解説している本です。
それでは、隠れうつ病のサインを6つ紹介しましょう。
うつ病にはさまざまな体の症状があります。体の症状だけが目立ってしまい、気分の落ち込みなどの心の症状が隠されてしまうことを「隠れうつ病」とか「仮面うつ病」と呼びます。
すでにうつ病を経験している人でも、再発やうつ病が悪くなっているサインが体の症状で出ることがあります。体の症状に気をとられているうちに、実はうつ病が進行していることもあるのです。これも隠れうつ病と言えるでしょう。
隠れうつ病も仮面うつ病も正式な病名ではありません。あくまでもうつ病であるのですが、体の症状をつよく感じてしまい、心の症状を感じにくいということです。体の症状を治そうとしても薬は効かず、うつ病の治療を行うことで症状は改善します。
うつ病は脳の活動が全般的に低下するために、自律神経を通じてさまざまな体の症状も出ます。倦怠感、頭痛、腰痛、胃腸障害、動悸など、数え上げたらきりがありません。そのために、隠れうつ病の症状も多彩です。どのような体の不調でも、検査で大きな異常を見つけられず、同時に心の不調を感じるような場合は、隠れうつ病の可能性があります。
今回の内容は、ライフサイエンス出版・「精神科医とカウンセラーが解きほぐす・自分では気づけない・うつのケツロン」から一部を抜粋しています。この本は、うつ病のすべてを優しく解説している本です。
それでは、隠れうつ病のサインを6つ紹介しましょう。
1 心房細動(しんぼうさいどう)
心房細動とは、加齢や生活習慣病に伴う不整脈で、動悸やめまいを伴うことがあります。検査をしても心臓に異常がないケースもあり、甲状腺機能低下症など心臓以外の原因で起こることがあります。うつ病も原因の一つです。
突然の動悸、不整脈、胸の圧迫感、息苦しさが現れると心臓病かと慌てますが、心房細動が出る少し前から大きな心配事が続いていた場合は、検査で大きな問題がないとなると隠れうつ病の可能性があります。
2 腰痛
隠れうつ病で最も多いのは腰痛です。レントゲンをとって異常がないのに痛み止めが効きにくい痛みが続く、脊柱管狭窄症やヘルニアの手術をしたのに痛みが十分にとれないといったケースがあります。こうした痛みは、抗うつ薬で改善することがあります。
隠れうつ病で痛みがある場合、ストレスに反応して痛みが増減することや、「痛みのせいで気分が落ち込み、何もやる気がしない」といった感じで、痛みが原因で心の不調が出ていると訴えるのが特徴です。
3 逆流性食道炎
食欲がなく、体重が減り続けるのですが、病院で検査をしても大きな異常がなく、逆流性食道炎と診断される場合も、隠れうつ病の疑いがあります。
また、下痢や便秘を繰り返すので、内科を受診すると、過敏性腸症候群と診断されることがあります。これも背後にうつ病が隠れている可能性があります。
4 キーンという耳鳴り・音が聞こえにくい
キーンという耳鳴りがやまない、音も聞き取りづらいという訴えで、耳鼻科を受診する人がいます。ところが検査をしても異常が見つかりません。これもうつ病が原因の場合もあります。
また、隠れうつ病ではめまいも出現することが多く、耳鼻科ではメニエール病と診断されることが多いでしょう。このように耳鼻科系の病気にうつ病が隠れていることも大変多いのです。
5 風邪をひいてばかり・いつまでも治らない
「この1カ月間、ずっと風邪をひいている」といったように、風邪でだるさが2週間以上も続き、検査をしても異常が見られない場合は、隠れうつ病の可能性があります。
37度前後の微熱が伴うこともあるでしょう。だるさ・眠気・無気力などのために、気分の落ち込みなどのうつ病の典型的な症状は目立ちません。
6 死んだ方がまし
体の不調や痛みが長く続き、「病院に通っても相手にされない。医者は辛いことを分かってくれない。趣味もできないし楽しみもなくなった。もう死んだ方がましだ。」と訴える人がいます。
このような感じに、「死にたい」「消えていなくなりたい」となる場合、これは希死念慮といううつ病の症状である可能性があります。体の治療と並行しながら、精神科でも相談することをお薦めします。
以上、隠れうつ病の6つのサインを紹介しました。
隠れうつ病になりやすい人には特徴があります。心の状態を言葉で表現することが苦手な人であると考えられています。これを失感情症と呼びます。
失感情症と言っても病気ではなく、また、感情を失っているという意味でもありません。ストレスによって不快を感じても、それを言葉で自覚できず、体で感じやすいという心の傾向です。
子供の頃に辛い思いをしたことから心の問題を抱えている人、自閉スペクトラム症などの発達の問題を抱えている人などに多く見られます。実際に間脳と前頭葉をつなぐ神経系に問題が起きていると考えられています。
心の状態を言葉に表現する能力に乏しいために、自分の心を客観的に見られません。失感情症の人は、心の無理を自覚できないためにうつ病になりやすく、その上、症状が体に出やすいという傾向をもっています。当然、うつ病の悪化や再発も体の症状で出やすくなります。
体と心は、表と裏の関係にあります。隠れうつ病に限らず、体の不調は、心のSOSでもあるのです。体調が悪い時は体を休めるだけでなく、心の疲れにも意識を向けてみましょう。
