自殺前に人が話す言葉
大切な人が発したSOSの言葉に、あなたは気づけていますか?
自殺は突然起きることではありません。長い期間の葛藤を経てから、最終的に実行に移されます。自殺を考えている人は、「もう死んでいなくなるしかない」という絶望と同時に、「助けてほしい」、「誰かに気づいてほしい」という思いが入り混じった葛藤の中にいます。そして、この葛藤の期間、本人は無意識に何らかのサインを出しているはずです。
当然こうしたサインは言葉にもなります。ところが、周囲の人は「死にたい」という言葉を冗談だと思ったり、深刻に受け止めなかったりして、見逃してしまうことが多いでしょう。後になって「あの時の言葉は、SOSのサインだった」と気づき、深い後悔に苦しむ人も少なくありません。
自殺予防において最も重要なのは、周囲の人が早期にサインに気づき、適切に対応することです。今回は、自殺を考えている人が、「死にたい」と言う以外に口にする7つの言葉を紹介します。もし、身近な人がこのような言葉を口にしたら、決して軽く受け流さず、真剣に向き合ってください。
自殺は突然起きることではありません。長い期間の葛藤を経てから、最終的に実行に移されます。自殺を考えている人は、「もう死んでいなくなるしかない」という絶望と同時に、「助けてほしい」、「誰かに気づいてほしい」という思いが入り混じった葛藤の中にいます。そして、この葛藤の期間、本人は無意識に何らかのサインを出しているはずです。
当然こうしたサインは言葉にもなります。ところが、周囲の人は「死にたい」という言葉を冗談だと思ったり、深刻に受け止めなかったりして、見逃してしまうことが多いでしょう。後になって「あの時の言葉は、SOSのサインだった」と気づき、深い後悔に苦しむ人も少なくありません。
自殺予防において最も重要なのは、周囲の人が早期にサインに気づき、適切に対応することです。今回は、自殺を考えている人が、「死にたい」と言う以外に口にする7つの言葉を紹介します。もし、身近な人がこのような言葉を口にしたら、決して軽く受け流さず、真剣に向き合ってください。
1. ふだん弱音を吐かない人の「もう疲れた」「休みたい」
仕事の後の「もう疲れた」「休みたい」は日常普通に聞かれる言葉ですが、これが口癖になっている人の場合、「生きることに疲れた」という意味があります。
特にふだんポジティブで弱音を吐かない人がこのような言葉を繰り返すようになったら注意が必要です。「生きることに疲れ、何もかもから解放されたい」という状態に陥っているはずです。何かのきっかけに自殺の衝動につながる可能性があります。
2「楽になりたい」「消えたい」
「楽になりたい」「消えたい」と言う人は、今の苦しみから解放されたいという切実な願いをもっています。これは、消極的・受動的な意味での死にたい願望です。
「ずっと眠って目が覚めなければいいな」「病気で早く死にたいな」「人生をリセットしたい」といった表現をする人もいます。これらはすべて受動的な希死念慮と呼ばれています。
3. 「みんな私がいない方が幸せ」 「生きていても迷惑をかけるばかり」
自殺を考えている人は、自分の存在価値を見失っています。認知の歪みが生じているため、自分がこれまでやってきたことすべてが虚しい価値のないことに見え、世の中で孤立していると感じます。そして、「私がいなくなっても誰も困らない」と考えます。
仕事をうまくこなせなかったり、病気で休んでいたりすると、「私は人の足を引っ張ってばかりいる」「むしろ私がいない方がみんな楽になる」と思い込むこともあるでしょう。自分の存在が人の迷惑になっていると感じてしまうのです。この罪悪感が、自殺を正当化する理由になってしまいます。
4. 「もうどうでもいい」「何も意味がない」
「事業に失敗した」、「家族とうまく行かない」、「病気が治らない」といったような悲観的な状況の時に、「もうどうでもいい」「何をやっても意味がない」と投げやりな言葉を発する人は、人生を諦めてしまった可能性があります。
すべてが無価値に思え、未来に何も期待できず、努力する意味も見出せていないのです。こうした虚無感は自殺に向かってしまう危険な感情の一つです。
5. 「ありがとう」「お世話になりました」
普段は感謝の言葉を言わない人が、突然「今までありがとう」「お世話になりました」と別れを告げるような言葉を言い始めたら、警戒が必要です。
言われた人は「突然どうしたのだろう?」と不思議に感じますが、これは、この世との別れを準備している可能性があります。自分がいなくなる前に、感謝を伝えておきたいという心理です。
6. 「もうすぐ終わる」「あと少しで終わる」
具体的に何が終わるのか明確にしないまま、「もうすぐ終わる」「あと少しで終わる」と繰り返す場合、自ら命を絶とうとする決意が隠れています。すでに自殺の準備を整えている可能性もあるでしょう。
この言葉を聞いた人は、必ずどういう意味かを尋ねてみる必要があります。
7. 「大丈夫」「心配しないで」
深刻なうつ状態にあった人が、元気そうな感じで「もう大丈夫」「心配しないで」と言い始めることがあります。これは回復のサインではなく、逆に危険なサインである可能性があります。
自殺を決意すると、心が楽になることがあります。長い間苦しんできた葛藤が終わり、「これで楽になれる」という安堵感から、一時的に穏やかになるのです。この状態を「決行前の平穏」と呼び、自殺予防において最も注意すべきサインの一つです。
以上、自殺を考えている人が口にする7つの言葉を紹介しました。
もし、あなたの身近な人がこれらの言葉を口にしたら、「冗談だろう」「大げさだ」と軽く受け流すのではなく、真剣に向き合うようにしましょう。「いつもと違うな」と感じたら決して見過ごさず、まずは、「どうしたの?」と話を聞いてあげることが大切です。
そして、「本当は死にたいと思っているの?」と直接聞くことを恐れないでください。自殺について話すことで、自殺のリスクが高まることはありません。むしろ、話すことで心が軽くなり、死にたい衝動が弱まる可能性があります。
また、「死にたい」と言われると、つい「命を粗末にするな」「考え方が甘い」と説教をする人がいますが、これは絶対にいけません。話を遮らず、否定せずに話を聞くことが大切なのです。
自ら命を絶とうと考えることは尋常なことではありません。そこに至った長く苦しい道のりは本人しか理解できないことです。話を聞いて100%理解できなくても、結論を出さなくてもいいのです。ただし、「あなたが死んでしまうのは悲しい」ということは必ず伝えましょう。
あなたのちょっとした気づきと行動が、大切な人の命を救えるかもしれません。もしも自分の力だけでは難しいと感じた場合は、精神科医やカウンセラーなどの専門家の力を借りることも考えてください。
