希死念慮がある時にやってはいけない8つのこと
今、この記事を見ているあなたは、もしかしたら人生の出口が見えなくなって、深い、深い闇の中にいるのかもしれません。 「死にたい」「もう消えてしまいたい」「この苦しみから解放されたい」 その思いが、頭の中から一秒も離れず、胸が締め付けられるような思いで過ごしているのではないでしょうか。
今、あなたがそう感じているのは、あなたが弱いからでも、ダメな人間だからでもありません。 あなたが、この理不尽な社会で、自分の限界を超えてまで「生きよう」と頑張り続けてきた結果、脳と心が悲鳴を上げているからです。
今日は、そんな「心の緊急事態」の時に、あなたがこれ以上傷つかないため、そして取り返しのつかないことにならないために、**「希死念慮がある時にやってはいけない8つのこと」**をお話しします。
今、あなたがそう感じているのは、あなたが弱いからでも、ダメな人間だからでもありません。 あなたが、この理不尽な社会で、自分の限界を超えてまで「生きよう」と頑張り続けてきた結果、脳と心が悲鳴を上げているからです。
今日は、そんな「心の緊急事態」の時に、あなたがこれ以上傷つかないため、そして取り返しのつかないことにならないために、**「希死念慮がある時にやってはいけない8つのこと」**をお話しします。
1. 重大な決断をすること
【人生を左右する大きな決断」を今すぐ下すことです。希死念慮がある時、私たちの脳の「前頭葉」という、冷静な判断を司る部分は、ほぼ機能停止しています。代わりに、不安や恐怖を司る「扁桃体」が暴走している状態です。
そんな時に出す答えは、例外なく「間違った答え」になります。 仕事をやめる、離婚する、人間関係を断つ、そして、人生を終わらせる……。 これらはすべて、今決めることではありません。
今のあなたの思考は、真っ黒なサングラスをかけて、嵐の夜の海を見ているようなものです。 「何も見えない」「光なんてない」と感じるのは、視力のせいではなく、今、環境とコンディションが最悪だからです。
どんなに焦ってもいい。でも、決断だけは「後回し」にしてください。 「今は判断力が死んでいるから、保留にする」 そう自分に言い聞かせてください。答えを出すのは、せめて少し眠れてから。
2. 一人で耐えようとすること
2つ目は、**「孤独の中に閉じこもること」**です。
「死にたい」という気持ちを誰かに話すと、迷惑をかける。あるいは、否定される。そう思っていませんか? 確かに、世の中には「生きていればいいことがある」なんて無責任な正論を吐く人もいます。でも、だからといって一人でその毒を飲み込み続けると、心はどんどん腐食してしまいます。
人間は、自分の苦しみを「言葉」にして外に出す(外在化する)だけで、脳の興奮が収まるようにできています。 誰かに理解されなくてもいい。ただ「今、自分は死にたいほど辛いんだ」と口に出す、あるいは匿名掲示板やSNSに書き出すだけでも、あなたの心を守る防波堤になります。
専門の相談窓口でもいい、チャット相談でもいい。 「助けて」と言わなくていいんです。「今、苦しい」とだけ、誰かに伝えてください。
3. 「死ぬ方法」を検索すること
3つ目は、インターネットで「死に方」や「手段」を調べることです。これは、ガソリンが漏れている部屋でライターをカチカチ鳴らすような、非常に危険な行為です。 検索すればするほど、脳は「実行すること」にフォーカスしてしまい、視野がさらに狭くなります。これを「自殺の狭窄状態」と呼びます。
ネット上には、あなたの背中を押してしまうような危険な情報が溢れています。 でも、その情報の多くは無責任なものです。
もし検索しそうになったら、指を止めて、スマホを物理的に遠くに置いてください。 代わりに、ただの風景動画や、動物の動画、あるいは全く関係のないエンタメ動画を流しっぱなしにしてください。情報の質を変えるだけで、脳の暴走を少しだけ抑えることができます。
4. 自分を責めること
今の状態を自分のせいにすること」ことはやめましょう。
「みんな頑張っているのに、なぜ自分だけ」 「期待に応えられない自分は価値がない」 そんな声が頭の中で響いていませんか?
断言します。あなたが今苦しいのは、社会の歪みや、環境や、運の悪さ、あるいは脳の物質のアンバランスのせいです。 あなたは、今日まで十分に「正解」を選ぼうとしてきました。
自分を責めることは、怪我をしている足を自分で踏みつけるようなものです。 今は「自分に優しくする」こと。動けないなら寝ていていい。お風呂に入れなくてもいい。ご飯が食べられなくても、コンビニの菓子パンでいい。 「生きて、今ここにいる」 それ以上の高いハードルを、自分に課さないでください。
5. 酒や薬に逃げる(過剰摂取する)こと
5つ目は、お酒や薬(OD:過剰摂取)で感情を麻痺させようとすることです。苦しみを忘れたい一心で、お酒に逃げたくなる気持ちは痛いほどわかります。 しかし、アルコールは「抑うつ剤」としての側面があり、一時的に気分を上げた後、急激に感情をどん底まで突き落とします。
希死念慮がある時にお酒を飲むと、自制心が外れ、突発的に「一線を越える」リスクが跳ね上がります。 薬も同じです。現実を消したくて飲む薬が、あなたの判断力を奪い、死を招く手助けをしてしまうことがあります。
今は、脳をこれ以上狂わせてはいけません。 もし何かを口にしたいなら、温かいお茶や、甘いココア、あるいはただのお水をゆっくり飲んでください。食感のあるものを噛むだけでも、少しだけ現実感を取り戻せます。
6. SNSで「幸せそうな誰か」を見ること
6つ目は、SNSで他人のキラキラした生活や、社会的な成功を見ることです。
今のあなたにとって、SNSは毒液で満たされたプールのようなものです。 他人の「切り取られた最高の瞬間」と、自分の「最悪の底」を比較してはいけません。
社会は、あたかも「充実していること」が正義であるかのような顔をして迫ってきます。 でも、そんなものはまやかしです。 今、この瞬間も、あなたと同じように絶望し、歯を食いしばって夜を越そうとしている人は、画面の向こうに何万人といます。ただ、彼らはそれをSNSに載せないだけです。
7. 過去や未来について考えること
7つ目は、「終わったこと」や「まだ見ぬ先のこと」に思考を飛ばすことです。
希死念慮がある時、過去を振り返れば「後悔」しか出てきません。未来を想像すれば「不安」しか出てきません。 なぜなら、今のあなたの脳が「ネガティブ・フィルター」を通しているからです。
今のあなたが戦うべき相手は、1年後の生活でも、10年前のトラウマでもありません。 「次の1時間」をどう生き延びるか。 それだけです。
時計の針を見てください。 次の5分間だけ、息をしていよう。 次の10分間だけ、横になっていよう。 人生を「年」や「月」で考えないでください。「秒」で区切ってください。 その「秒」を積み重ねることで少しずつ焦りが取れていきます。
8. 「今日」ですべてを終わらせようとすること
最後の8つ目です。それは、「今日」という日に結論を出すことです。
「今日、死のう」と思ったのなら、それを「明日」に延期してください。 「明日も死にたいなら、また明後日に延期しよう」 そうやって、結論を先延ばしにし続けてください。
不謹慎に聞こえるかもしれませんが、死ぬ勇気があるのなら、死ぬのはいつでもできます。今日である必要はどこにもありません。 だったら、今日だけは「死ぬこと」をお休みして、ただだらしなく、ただ無意味に、時間を浪費してみませんか。
絶望の波には、必ず「引き潮」があります。 今は大きな波が押し寄せて、足がつかない状態ですが、ずっとそのままではありません。 少しずつ、本当に少しずつですが、波が引いて、足元に砂浜が見える時が必ず来ます。
その時まで、ただ「生きて、時間を潰す」こと。 それが、あなたに課せられた、たった一つの、そして最も大切な仕事です。
ここまで聞いてくれて、ありがとうございました。今回の記事は、あなたが今日を生き延びてくれることを願って紡いだものです。
社会は残酷です。人生は理不尽です。 でも、そんな世界の中でも、あなたの命には、誰にも侵されない尊厳があります。 あなたが今日、絶望しながらもこの記事を見終わった。 そのこと自体が、あなたがどれほど「強く、生きようとしているか」の証拠です。
今夜を、どうかやり過ごしてください。 明日の朝、また太陽が昇るのを、ぼんやりと眺めてください。 生きてさえいれば、逃げることも、やり直すことも、あるいは何もしないで居続けることも、全部選べます。
あなたは一人ではありません。同じ苦しみの中にいる仲間がいます。 私たちは、顔も名前も知りませんが、「今日を生き延びる」という一点において、強く繋がっています。
