うつ病の人の10の行動
食事はウーバーかカップ麺。
うつ病とは、生きるエネルギーが枯れ果てた病的な状態です。疲れが蓄積している状態との境界がハッキリしないため、いつまでも放置している人がいます。しかし、電池切れの機械がおかしな動きをみせるように、うつ病の人には特徴的な行動がたくさん見られます。今回は、患者さんの実際の訴えから10の行動を紹介しましょう。
これらの行動から、うつ病の存在に気づくことができたならば幸いです。うつ病は薬の治療で治る病気です。まだ治療を受けていない方は決して放置しないで、早めに医療機関に相談してみてください。
うつ病とは、生きるエネルギーが枯れ果てた病的な状態です。疲れが蓄積している状態との境界がハッキリしないため、いつまでも放置している人がいます。しかし、電池切れの機械がおかしな動きをみせるように、うつ病の人には特徴的な行動がたくさん見られます。今回は、患者さんの実際の訴えから10の行動を紹介しましょう。
これらの行動から、うつ病の存在に気づくことができたならば幸いです。うつ病は薬の治療で治る病気です。まだ治療を受けていない方は決して放置しないで、早めに医療機関に相談してみてください。
1 すぐに疲れてゴロン
以前は1日中動き回っても元気に過ごせていたのに、うつ病になると日中も横にならないと体力がもちません。在宅勤務では途中で抜けてソファーでゴロンとします。出社した日は昼くらいになると疲れて頭は真っ白になり、体も重くなってしまいます。横になりたくて、床に吸い付けられそうです。まるで自分のところだけ重力がつよくなったように思えます。
このような全身の倦怠感はうつ病の典型的な症状の一つです。
2 雨の日は体が重い
特に天気の悪い日の体調不良は最悪です。気持ちも体も重く、何をするにも「どっこいしょ」と力を入れる必要があります。階段を少し上っただけでもハアハア息切れがします。
うつ病になると気温や気圧の変化に体がついていかず、自律神経の失調を起こしてしまうのです。
3 紋切調(もんきりちょう)の返事
情緒が不安定になるため、些細なことでイライラします。すぐに人を叱ったり、怒ってしまい、職場や家庭の雰囲気を悪くしてしまいます。
突然涙がこみあげてくることもあります。ちょっとした言葉がスイッチになり、悲しい感情が襲ってきて、涙が出てくるのです。
4 大事なことを先延ばしにする
脳は覚醒していても、脳の活動自体は弱っているので、気力が出ません。大事な仕事をやらなくてはならないのに、気持ちが乗らずに先延ばしにします。「すぐにやって欲しい」と頼まれても、何度もトイレに立ったり、スマホをいじってみたりで、なかなか取り掛かることができません。
家庭でも同じで、部屋の片付けも後回しになります。流しに汚れた皿が山積みになっていたり、脱いだ服がそのままであったり、いつかやろうと思っていても、気がつくと部屋に足の踏み場がなくなっています。
5 集中できない・うっかりミス
集中力が落ちるため、入力の間違い、誤字や脱字、計算の間違い、など、ちょっとしたミスが増えます。
書類や本などの文字に集中しようとしても、頭に入ってきません。周りの音に敏感になり、ドアの開け閉めの音、人の足音、子供の声など、それまで気にしなかった音でも不快に感じ、集中が妨げられるようになります。
6 物忘れ
脳の働きが弱るため、物忘れが増えます。歯医者や美容院の予約を間違えたり、仕事の約束を勘違いして、大失敗してしまうかも知れません。スマホや財布を電車の中に置き忘れたり、人の名前や暗証番号を思い出せなくなることもあります。認知症になったのかと慌てる人も多いのですが、その前に心が疲れていることを疑いましょう。
7 体調不良
心の疲れは体にも現れます。代表的なものが自律神経の失調です。動悸や息苦しさを感じるようになり、心臓の病気かと不安になる人もいるでしょう。
免疫力も落ちるので、風邪をひきやすかったり、長引いたりもします。また、アレルギーによる喘息や皮膚のトラブルも増えるでしょう。
8 コリや痛み
心の疲れから、肩こり・腰痛・頭痛などの痛みが出ることがあります。神経の緊張から血の巡りが悪くなり、それがコリや痛みになるのです。検査をしても異常がないため、痛み止めで我慢するしかありません。マッサージを受けて良くなっても、一晩寝ると痛みが戻ってきます。
9 食べられない・食べ過ぎる
自律神経の失調から、食欲がなくなり、人によっては吐き気を感じます。病院で検査をしても大きな異常がない場合は、心の疲れが原因かも知れません。
これとは逆に、過食になることもあります。特に、味の濃いスナックやスイーツをたくさん食べたくなるのは、アルコールやタバコと同じような効果があるためです。
10 嗜好品が増える
アルコールやタバコには、心の疲れを一時的におさめてくれる効果があります。しかし、切れてくると、よけいに疲れを感じるので、量がどんどん増えて行くでしょう。これは、無意識のうちに、心の疲れを嗜好品で誤魔化しているサインです。
心が疲れている10のサインを紹介しました。これらは、あなたの脳が覚醒状態である証拠です。こうした症状は、サプリを飲むとか、2~3日休んだら改善するというものではありません。1つでも思い当たるものがあれば、2週間以上の休みをとった方がよいでしょう。
長い休みがとれない場合は、できるだけ仕事を減らします。通常の6割くらいが目安です。これを「6割主義」と呼びます。
また、睡眠を大切に考え、寝床につく1時間前からは、スマホをいじらず、のんびりと過ごすようにしましょう。暴飲暴食やお酒の飲み過ぎに注意します。このような生活を続けることで、少しずつ脳の覚醒状態が改善されるはずです。
2週間以上も改善されず、仕事や日常生活に支障が出ている場合は、うつ病の可能性がありますので、精神科に相談してみましょう。
