2020.11.11

中年期危機とは・・・?

【中年期とは・・・?】

「中年期」とは、30代後半~60歳ぐらいまでの時期を指します。
ここで、C.G.Jungは40歳前後を“人生の正午”と名付けました。
“人生の正午”とは、「人生の折り返しに差し掛かる」という視点です。
そのため中年期は「人生の最盛期」でありながら、「下降の始まり」と言われています。

【中年期に生じやすい変化】

中年期は、肉体や外見の変化を感じやすく、健康についての不安が生じやすくなる年代でもあります。
 また、職場では昇進し喜びを感じる反面、目標の喪失を感じることもあります。昇進をきっかけに、様々なストレスやプレッシャーから、“昇進うつ”と呼ばれているような気分の落ち込み、不調を呈すこともあります。
 家庭では、子育てがひと段落し、子どもが独立して家を出ていく時期でもあります。ホッと安心した気持ちがある反面、空虚感や言いようのない寂しさを感じると言った“空の巣症候群”を感じることもあります。
 また、自身の親との死別に遭遇するなども、中年期に体験することが多いことでしょう。

【中年期危機】

中年期は仕事や家庭生活において、青年期と比較して、経験を積み、安定した時期と思われやすいですが、心身の変化や、中年期に遭遇しやすいライフイベントによって、様々な心のトラブルに陥りやすい時期だとも言えます。

【中年期を乗り切る】

中年期を上手に乗り切るための工夫例として、「退職後を見据えながら職場や家庭で自分になにができるか、考えてみること」や、「夫婦で新しく共通の趣味を見つける」といったことも中年期の危機を乗り越えることに有効と言われています。
 また、加齢とともに身体の衰えは感じますが、これまでの経験や知恵、構築されてきた人銀関係は年齢ともにより深みを増していくものであり、大切な財産でもあります。(2008,佐藤)

【このような時期だからこそお話してみるのも…】

このように中年期には心の不調が生じやすい時期とも言えます。
ご自身の抱いている、不安やモヤモヤをカウンセリンといった場で話してみるのはいかがでしょうか?
カウンセリングではご自身のお気持ちを整理していくことに繋がっていきます。

お気軽にミーデンカウンセリングにお問合せください。

【参考文献】

• 佐藤宏平「事例で考える心と人生の問題③家族の問題を探る 中年期の家族・夫婦―うつなどの中年期危機を上手く乗り切るために―」 ALPS Family 2008年10月号 p.34-39
• 宮田義勝「中年期の自我同一性の発達」 発達人間学論叢 2001年3月p.53-62
• 河合隼雄(1993) 中年クライシス  朝日新聞社